【競馬】プロキオンSはなぜG2になれたのか?

結論

東海ステークスとプロキオンステークスは、それぞれが条件を交換したのではなく、名称を交換したとのことです。

プロキオンSと東海Sの条件交換について

前回の記事でグレード制についてちょっと調べた結果、パートⅠ国のグレードレースには意外と多くの制限があることがわかりました。

そこで、疑問に思ったのは、プロキオンステークスと東海ステークスの条件変更です。
2024年までは、旧G3プロキオンステークスが中京ダート1400m、旧G2東海ステークスは中京ダート1800mで開催されていました1

2025年からは、プロキオンステークスは中京ダート1800mのG2、東海ステークスは中京ダート1400mのG3となり、条件を入れ替えた形になりました。

しかし、JRAの発表を見ると2、2024年現在、それぞれのレースのパターン競走レーティング(過去3年間の年間レーティングの平均)は、旧G3プロキオンステークスは106.92、旧G2東海ステークスは109.08でした。

前回の記事でも紹介した通り、3歳以上のG2への昇格には最低でも110のレーティングが必要ですので、プロキオンステークスがG2に昇格することはできないはずです。

名称の変更

JRAによると、どうやら、プロキオンSと東海Sの「条件」をそれぞれ変更したのではなく、「名称」をそれぞれ変更したということだそうです3

ちなみに、東海ステークスはレーティングが110に達していませんでしたが、G3への降格の可能性が出てくるラインは、基準値から3ポンド下回った状態が続くことなので、そこは問題ありませんでした。

今年のレーティング

2025年のレースレーティングについては年明けに発表されると思いますが、暫定的なレーティングを計算してみようと思います。

2025年プロキオンステークスのレーティング

2025年プロキオンSの上位4頭と、その年間の暫定レーティングは以下の通りです。

馬名レーティング
サンデーファンデー112(プロキオンS 1着)
サンライズジパング115(フェブラリーS 2着、名古屋GP 1着)
ドゥラエレーデ111(プロキオンS 3着)
ホウオウルーレット110(浦和記念 1着)

平均が112ですので、だいぶ余裕をもってG2のレーティング基準値を上回っています。

2025年東海ステークスのレーティング

2025年東海Sの上位4頭と、その年間の暫定レーティングは以下の通りです。

馬名レーティング
ヤマニンウルス114(東海S 1着)
インユアパレス107(東海S 2着、エニフS 1着 ほか)
ビダーヤ108(武蔵野S 3着)
オメガギネス110(グリーンチャンネルC 1着)

平均は109.75ということで、G3の基準105は余裕でクリアしています。
G2の基準には4頭合わせてあと1だけ足りませんが、G2の頃からレーティング落ちてないのすごいですね。半分ヤマニンウルスのおかげかもしれませんが。


  1. 京都競馬場や阪神競馬場の工事により例外あり。 ↩︎
  2. https://www.jra.go.jp/datafile/ranking/jyusyo/2024/pdf/2024jyusyo.pdf ↩︎
  3. https://jra.jp/keiba/program/2025/pdf/henkou.pdf ↩︎

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